1999年入社 M.S
自動車好きな私は、就職するなら自動車関連の会社と決めていました。
また、いわゆる自動車メーカーに就職するのではなく、色々な自動車メーカーの車の開発にかかわることの出来る会社を就職活動中に探し、アイティーオーという会社に出会いました。
その出会いは企業展でした。会場で配られているパンフレットに目を通している時に、自動車部品の設計を行うアイティーオーという会社があることを知りました。 そして、パンフレットから目を上げた目の前にアイティーオーのブース。 当時専務だった泊社長と眼が合いました。 その時の「こっちに来い」と言う目に、私は抵抗する事が出来なかった・・・。
まさに、運命的な出会い。
その後、会社説明会、入社試験を経て、無事アイティーオーに入社する事が出来ました。 社会人としてのマナーに始まり、樹脂部品設計の基礎、CAD操作等をみっちり勉強した3ヶ月の研修。 学生時代、ろくに勉強もせず、車いじって、走り回っていた私には、8時間もの間、室内の机に座ったままというのは苦痛以外の何物でもありませんでした。しかし、研修が進むにつれ、自動車の部品のことを詳しく教わるようになると、もともと自動車が好きだったせいか、興味が沸いてくるもので、機動戦士ガンダムに出てくるメカをCADで作る実習は、楽しくてどんどん操作を覚えました。
これまで、5台の車の内装部品の設計、開発に携わることが出来ました。 開発初期から携わっていた車が、工場のラインを流れ始めた時は「ようやくここまで来たか~!」という達成感のようなものがあり、自分が設計した部品の付いた車が、街中を走っているところを初めて見る時は、何だか嬉しいような、恥ずかしいような、不思議な感覚に囚われます。 また、駐車場にとまっている所を見つけると、「自分の設計した部品が壊れたりしてないよな?」等、心配になり、ついつい車内を覗き込んでしまいます。 これは入社後8年経った今でも変わりません。 よく言われることだと思いますが、この仕事の最大の魅力は、自分の設計したものが形となり、商品として世の中に出ることだと思います。 (H19.7)